正しい飼育の仕方
はじめに
身近にいる犬や猫などについて、 もっと知りたいとは思いませんか? この世の中には、無責任でルールを守らない 飼い主に捨てられたり、大怪我をしたりする 不幸な犬や猫たちもたくさんいます。 私たちは愛情と責任を持ちルールやマナーを しっかり守って動物と楽しく生活して いかなくてはいけません。 ここで犬や猫を飼う際に大切な 事を少し勉強しましょう。
接し方
猫はわたしたちにとって身近な動物ですが、 人からの干渉を嫌ったり、狩猟本能が発達 していたりと、野生の部分を多く残しています。 そのため猫と接する際にはその本能の部分を良く 理解して付き合わないとないと、たとえ飼い主で あっても、嫌われてしまうことがあります。 基本的にわがままな性格な猫ですので、猫の方から 近づいてくるとき以外はそっとしてあげてください。
世話
猫は太りやすいので、特に室内飼育の 場合は運動不足に気をつけ、 食事は栄養のバランスを考え年齢、健康状態 などに応じたえさを与え、食べ残しはすて、 水はいつも清潔な物を与えましょう。 また、ブラッシングやコーミングなどを、毎日同じ 場所、同じ時間にするように心がけましょう。
食事の注意
青魚だけを与えつづけると体の脂肪が 黄色くなり身体が弱くなったり、関節が いたくなる病気になってしまいます。 また、肉や魚だけをあたえていると 骨に異常が起きて、丈夫に育ちません。 タコやイカなど消化の悪い物や味付けの 濃い物もひかえるようにしましょう。 以上のことを守って偏食に気をつけ、 いろんな物を上手に組み合わせて与えましょう。
しつけ
猫には名前をつけて、食事のときなど 名前を呼んで呼び寄せるようにしましょう。 排便のしつけは、室内に必ず砂箱を置き、 そこでするようにしつけましょう。 砂の箱は少なくとも一週間に一度は 変えるようにしましょう。 爪とぎをしそうになった時は、 あらかじめ爪とぎ場所を決めておいて そこへ連れて行きましょう。 また、他のペットを襲いそうな時はその都度 叱って、いけないことを教えましょう。
接し方
犬との正しい接し方を知らないため、 犬から追いかけられたり、咬みつかれたり することがよくあります。 そのような事故を防ぐ為、知らない犬や食事を している犬には近寄らないようにしましょう。 またしらない犬と仲良くするためには、 しゃがんで声をかけ、そばへ寄ってきたら やさしくのどのまわりをなでてあげてください。 飼い主がいるときは、飼い主にさわってもよいか たずねて、よいと言われたら、斜め前か近づき、 軽く握り拳をつくって鼻の前に静かに出し、 なめさせて安心させてからさわりましょう。
世話
犬は自分の住むところをとても大切にします。 特に犬小屋は夏涼しく、冬暖かいところに置き、 中の敷物は、時々日光に当てて清潔にしましょう。 毎日の食事は、年齢や健康状態を考え、規則正しい時間に与え、 食べ残しは捨てて、食器はいつもキレイにしておきましょう。 また、水は、いつもキレイなものを飲めるようにしておきましょう。 ブラッシングは毛の艶を良くし、健康にも良いので、 できる限り毎日してあげましょう。 また、各種予防注射などにより、寄生虫や、 病気から守ってあげることも、大切なことです。
食事の注意
犬は、以下の食事をあたえると下痢をしたり、体調を 崩すことがあります。よく注意して食事をあたえましょう。 ——-犬にあたえてはいけないもの——- [ネギ(タマネギ ナガネギ)、鮮度の落ちた魚、脂っこい魚、 鳥の骨や大きな魚の骨、牛乳、味付けの濃いもの、] また、肉だけを与えていると骨に異常が起こったり、 毛が抜けたりします。いろんな物を上手に組み合わせましょう。
しつけ
犬は家族の一員として、 長く一緒に生活をするのですから、 家族全員のいうことを聞き、決して人よりも 犬が上位にならないように生まれて4ヶ月~6ヶ月 ころから、遊びを利用してしつけましょう。 使う言葉は「ダメ」「オイデ」「マテ」など、単純な言葉を 使って一つずつ根気良く教えていき、良くできたときは 必ずその場で誉めてあげましょう。 もちろん他人に迷惑のかからない飼い方をしなければ なりません。専門家の指導を受けたり、専門の本等を 読んだりして、技術を向上させることも大切です。